「シリーズ 『オードリ−な英語』 Let me go!(はなしてください)」

A:何かの危険を感じたときの「はなしてください」という表現は、使わないに越したことはありませんが、特に女性の方は知って置いた方が何かのときに安心。
「ローマの休日」のサンタンジェロ城の下のはしけ船(テヴェレ川)のダンスのシーンで、アン王女と秘密警察官の交す会話が参考になります。
行方不明になっている王女を探そうと、本国から数十人の秘密警察官がローマへ送られて来ます。ダンス・フロアで一人の警察官が王女に近づいて来ます。アンは最初に「間違いです」と言ってから、「はなしてください」 "Will you let me go!" と叫びます。

MAN: Your Highness!               「妃殿下!ダンスをしながら、  
You'll dance quietly toward the entrance.  静かに入口の方へお進みください」

ANN: No...                      「いやです」

MAN: Your Highness, please!           「妃殿下、お願いです!」

ANN: You've made a mistake...let me go!     「間違いです。はなして!    

Will you let me go!                   はなしてください!」      


--Roman Holiday (「ローマの休日」1953年 ウイリアム・ワイラー監督)

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